こんにちは!
ふじふじ太です!
お便り返しです。
差出人: 買付2番手
誰に答えて欲しいですか?
全員
メッセージ本文:
いつも楽しく読ませていただいております。
中古マンションを探し始めて2週間は経ちましたが、買付スピードで負けることが続き、悩んでいます。
先日マンションAとBを内見し、Aに即日買付を入れました。ですが買付を入れた段階で私が2番手だったらしく、仲介も頑張ってはくれたのですが(私も金額増額で出し直しましたが)、買えませんでした。
結果待ちで間が空いてしまいましたが、内見の翌週にBの状況を聞いたところ、そちらも申込が入ってしまっていました。
(割り込みも厳しそうな感じでした)
ここまで来ると当日に複数申込書を出していればと思い始めたのですが、複数の候補物件に対して申込書を提出する事は非常識でしょうか。
ご意見をいただきたく存じます。
お便り頂きありがとうございます。
なかなか香ばしいテーマのご提供ありがとうございます。
購入の競争に悩まれているとのこと、なかなか難しい状況ですね。。
お気持ちよくわかります。
人気エリアの人気マンションを買おうとすると、大抵は争奪戦になり、新築も中古も購入の難易度は年々高くなっているように感じます。
一番手で進めている間に、他にも検討していたお部屋に申し込みが入って買えなくなったということは実はそれほど珍しいことでもありません。
※湾岸エリアは特にかもしれませんが。。
私の周りのお客様も、1,2回買い逃したという話しはもはやデフォルトくらいの感じで経験しています。
それにもめげずに粘り強く探した結果、みなさま無事に購入できておりますので、諦めずに探し続けましょう!
複数申し込みは非常識か?
まずご質問である「複数申し込みは非常識か」という点ですが、複数申し込みは可能ですし、法的な規制がある訳ではなく、状況によっては非常識とも限りませんが、仲介の立場の私からすると「なるべく控えてほしい」というのが本音です。
複数申し込みをするとうことは、必ずどちらか一方をキャンセルするということですので、キャンセル前提で申し込むというのはあまりよろしくありません。
法的な問題というよりは、信義則の問題です。
申し込み後に契約がキャンセルになるというのは珍しいことでもないものの、キャンセルされた方は大変悲しい気持ちになります。
民法上は口頭でも条件が合意すれば契約成立なので、何かしらのペナルティを要求できそうではあるものの、実務上はやはり売買契約調印と手付金の授受がなされない限り、相手方に何かしらのペナルティを課すということは難しいです。
加えて、お客様には直接関係がないかもしれませんが仲介会社間の信頼関係を損なうことにも繋がるということもご理解頂けるとありがたく思います。
ちなみに私もお客様のご都合で契約直前キャンセルということは当然経験したことがありますが、その度に売主仲介業者さん、場合によっては売主さんに直接菓子折りをもって謝罪しに伺っています。
そういうと「相手が悲しむとか知らんし、仲介会社同士の信頼関係なんて自分には関係ないしどうでもいいわ!」という買主さん側の意見もたまに目にします。
確かにお客様には関係のない部分ですのでおっしゃる通りです。
が、そう思われる方は当社と信頼関係の構築は難しいので、他社さんにご相談ください。
複数申し込みが許容される場合はある?
とはいえ、複数申し込みが一定許容される場合もあるにはあります。
まず大前提としては、仲介会社さんとしっかりコミュニケーションを取り、信頼関係を構築することが重要です。
イレギュラーな進め方をする以上、仲介担当者の協力は必要不可欠です。
その上で、例えばご質問者さんの状況のように、本命が二番手申し込みになってしまい客観的に買える可能性が低いという状況であれば、その二番手申し込みをキープしたまま、他に一番手を確保できる物件を探して申し込むという流れならそれほど違和感はありませんし、協力してくれる仲介会社さんも多いのではないかと思います。
もしそれで万が一、本命の一番手が崩れて繰り上がったら、その時はその時でどうするかを仲介と相談をしながら進めていく形です。
どちらも一番手が取れそうな状況下で、念の為両方申し込むというのはなかなか許容し難く、協力してくれる仲介業者も少ないのではないかと思います。
買い負けないためにできること
買い負けないための工夫としては、まずは住宅ローンの事前審査を通しておくのは必須です。
基本の「き」です。
事前審査が通っていないのに申し込みをするのは、バットをもっていないのにバッターボックスに立とうとするようなものです。
そして内見時にはなるべく感じ良くいきましょう。
横柄な態度で内見などしてはいけません。
細かすぎる質問も売主さんにしない方がベターです。
面倒なお客様、嫌な感じのお客様というイメージを持たれてしまうと圧倒的に不利になります。
細かい質問は仲介会社の担当者にしましょう。
その上で、判断のスピードも大事です。
内見をしたその日に申込書を入れることで、購入の本気度をアピールできます。
申し込みが重なったけど、一番最初に手を挙げてくれたあなたに売りますという例は度々目にします。
そして、手付金を支払える準備はできている旨を伝え、契約調印もすぐできますというと、より本気度が伝わりやすいです。
それでも競合するなら、契約内容を売主さん有利にするという交渉もありです。
例えば、設備保証と契約不適合責任免責などです。
ちなみに湾岸エリアの場合、買取業者が鱗滝先生もびっくりの判断の早さで申し込みをしてきます。
彼らは内見時に申込書を印字してもってきていて、内見終了と同時にその場で申込書を提出してきます。
かつデフォルトで設備保証と契約不適合責任免責が契約内容であり、現金一括払いで即日契約調印OKという大盤振る舞いです。
それが、買取業者の強さです。
最後のジョーカーとしては値上げ交渉もありですが、色々とハレーションを生みやすいので、ケースバイケースです。
視点が違いますが、以下ブログもご参考にされてみてください。
上記、ご質問者様にとって少しでもご参考になれば幸いです。
ご講読頂きありがとうございました!
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