すまいよみです。
お便りをいただきました(記事の内容とサムネイル画像のマンションは関係ありません)。
題名: タワマンの窓が磨りガラスの場合のリセールについてメッセージ本文:
いつもブログやXを拝見しております。磨りガラスが中古価値に及ぼす影響について、ご意見をいただけたらと思い、メールいたしました。現在、あるタワマン(5階、南西向き、2ldk 、53㎡)の購入を検討しています。
内覧したところ、リビングと主寝室の窓が共に片方だけ磨りガラスかつfix窓でした。仲介会社に確認いただいたところ、 磨りガラスの上にエアコンの設置穴と室外機があり、それを隠すた めのもので、周辺からの視線を隠す目的ではないとのことでした。
このような仕様は将来的なリセール上、問題がありますでしょうか?決して安くない買い物のため、磨りガラスに加えて二重窓もあり 見栄えもよくないので気になりました。
ありがとうございます。簡単ではありますが、ご返答させていただきます。
結論、リセールには、ほぼ関係ないと考えますので、本当に欲しい住戸なら購入を考えるべきかと思います。
注意してほしいのは、『リセールの比較』は近い条件のマンションや部屋とくらべての相対的な見方です。
あくまで例えばですが、
50㎡、すりガラスの部屋、5階、7,000万円
50㎡、すりガラスじゃない部屋、4階、6,900万円
上記の場合、すりガラスの部屋が10年後に6,000万円になって、すりガラスじゃやない部屋が10年後6,300万円になるようなことは、まずありえません。
住環境などの条件、当初の取得価格が同じもしくは近い前提です。
売却時に、すりガラスじゃない部屋の方が人気が落ちて売却価格が数百万円も変わってくることはあり得ず、リセール(%)に差が出たり逆転することは考えられません。人気がある街、タワーであれば、いやそうでなくても、すりガラスが検討要素に入ってくることは考えづらいからです(もちろんタイミングによっては階数が10階も下なのに高く売れてしまうということはよくあることです。正直、未来のこと、リセールはわかりません。一般的な考え方、判断材料としてお話ししています)。
一方で、タワーなので特徴が表れるのは、階数や向きです。タワーの特徴として眺望の良い高層階とくらべてしまうと、取得時より価格差が開いてしまい、売却時÷取得時=リセール(%)の差が開いてしまうことはあります。そこは、検討しやすい低めの取得価格(%の分母の大小)を選んでいることで納得するしかありません。それと、すりガラスにしている要素が何か重大なことであれば話はまた変わってきますが、お話を聞いている限り軽微なことのように感じます。
ですので、すりガラスだけで悩んでいらっしゃるのであれば、安心して検討を進めていただきたいと思います。
詳しい考え方は、以前書いた記事もご覧ください。
【お便り返し_1】
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