こんにちは!
ふじふじ太です!
お便り返しです。
差出人: おっきょさん
誰に答えて欲しいですか?
全員、マンションマニア、のらえもん、ふじふじ太、すまいよみ
メッセージ本文:
ブロガーの皆様いつもありがとうございます。マンションの売却に関する悩みについて相談させてください。長文で申し訳ありません。
家族が増えた事から、広い部屋へ住み替える目的で2年ほど中古マンションを探してきました。
この期間に並行してチャレンジした新築の抽選には落ち、現実的に中古で良い部屋が見つかっても番手を取れずに競り負け、買い上がりに競り負け、、等を繰り返しているうちに相場は上がり続け、最終的に言い方は悪いですがある程度の妥協をして決めました。
欲しいと思える中古マンションの中で100点ではないかもしれないが80点取れるもの、住み替えの目的を実現できるもの。やっと家族で広い部屋に移り住む準備ができた、、と思っていたところに問題が発生しました。
妻が、やっぱり今の場所に残りたい、購入した物件をすぐに売却できないか?と言い始めたのです。
(現在は引渡直後で、まだ引越前というタイミングです)
理由はいくつかありますが、、
1.妥協していたマイナス面が気になって住み替えに対するテンションが上がらない(築年数・眺望)
2.現在は実家の近く(徒歩圏)に住んでおり、すぐに親の助けを得ることができる
特に、2.についての想いが最近になって急に大きくなってきた様で、もちろん物件購入前はこれらの前提条件も理解した上で購入を決めたはずなのですが、、
私としては、自分たちで決断して購入した以上、まずは前に進むべきという事を丁寧にコミュニケーションする必要があると思っているのですが、
その一方で、購入したばかりの新居を売却するという選択肢は現実的に取り得るのか?という点についてブロガーの皆様にご相談したいです。
考えられる方法は3つほどあるのかなと思っています。
1.現居から引越をせずに、そのまま新居を売却する
2.一度新居に引っ越してから、旧居を売らずに新居を売却して旧居に戻る
3.一度新居に引っ越して、旧居を売って、また一から引越前のエリアでマンションを探す
なお、新居の住宅ローンは、現居売却の条件が付いていない状況です。
特に気になっている点として、
・新居購入したばかりで短期に売却することによる、費用面以外でのマイナス面について
往復の手数料等を考えれば、費用的にマイナスになることは容易に想像が付くのですが、それ以外に何かデメリットがあるでしょうか?
例えば、銀行から見ればやっていることは短期転売と変わらないわけで、今後の付き合い等でマイナスに働く(むしろ出禁になる?)可能性はあるのでしょうか。
そもそも1-3のパターンによる住替えの内で現実的に取り得る方法があるのかどうか、
また、費用面以外で考慮すべきデメリットがあれば教えて下さい。
なお、3のパターンで旧居を売却する場合は、3000万控除+長期譲渡で考えており、それを利用した後でまたすぐに新居を売却する事で何らかマイナスに働くことがあるかどうかが気になります。
お便り頂きありがとうございます。
なかなか切実な問題ですね。。
ご心境お察しいたします。
ご家族で丁寧に話し合って頂き、後悔のないご判断をして頂きたいところです。
まずご質問である「購入したばかりの新居を売却するという選択肢は現実的に取り得るのか?」という点ですが、それは問題なく可能です。
即転売というのはそれほど珍しいことではございません。
費用面以外で考慮すべきデメリットがあるかというと、それほど致命的なデメリットはないのですが、買い替え先のローンを組むときに銀行から怪しまれるという点はあるかもしれません。
つまり、銀行の担当者から「これから買う物件も即転売するつもりなのでは?」と勘ぐられて審査に悪い影響を及ぼす可能性は考えられます。
最近は住宅ローンを悪用した転売ヤーも増えてきているという点が社会問題化しつつあるため、銀行も警戒していると聞きます。
ですが、即転売が影響して全く次の買い替え先の住宅ローンが通らなくなったという例は今のところ私は聞いたことがなく、本件については利益目的の転売でもありませんので、過度に心配しすぎる必要はないかなと思います。
ただ、今の新居で利用している銀行(住宅ローン)はもう利用できないと思った方が良いでしょう。
新居の銀行からすると、住宅ローンで購入したのに即売却される形になるので、あまり印象は良くないはずです。
事情を丁寧に説明すればわかってくれるかもしれませんが。
また、ご提示頂いた3パターンの中で、どの選択肢を取るかという点がなかなか悩ましいですが、ポイントは「新居をいくらで売却できるか」という点です。
中古の即転売ということで、この短期間で大きな相場変動はないとすると基本的には同じ価格くらいでは売れると思いますが、幸運にも買った価格よりもすでに高く売れそうである、多少の経費分のマイナスくらいで済みそうであるということなら、迷わず「1. 現居から引越をせずに、そのまま新居を売却する」でよろしいかと思います。
今回の購入はなかったことにして、気持ち新たにリスタートしましょう。
新居に引っ越したくないということであれば、おそらくこの1 のパターンが最も現実的で王道パターンかと思います。
問題は、今回仮にスーパー高値掴みをしてしまっていた場合です。
ご質問内容を拝読するに随所にリテラシーの高さと慎重さを感じますのでそれほど高値掴みはされていないと推察しておりますが、万が一買った価格より価格が大きく下がってしまっており、経費のマイナスを考えても即転売を気持ち的に許容できない、手元資金的に苦しくなるというなら、「3.一度新居に引っ越して、旧居を売って、また一から引越前のエリアでマンションを探す」が現実的です。
とりあえず一度引っ越しをして、旧居を売却して一度手元資金を増やし、新居に住んで残債を減らしながら、なるべく早く新たな引っ越し先を探すというパターンです。
ご質問の文章的に旧居の売却益もかなり出ていそうな感じがするので、その売却益を一度取り出すことで、次の引っ越し先のご予算にも加算できるというメリットもありますね。
3,000万円特別控除を使った後にすぐに新居を売却することで何かデメリットがあるとすれば、新居の3,000万円特別控除が使えないことくらいで、他には特に思い当たりません。
一度3,000万円特別控除を使うと、次に使えるのは3年後からです。
詳しくは国税庁のHPをご覧ください。
「2.一度新居に引っ越してから、旧居を売らずに新居を売却して旧居に戻る」のパターンは一見すると無駄な動きに見えますが、なぜそうされたいのかは察しが付きます。
これはブログでは少々書きにくい内容になるので、詳しくは個別相談を頂ければと思います。
ただ、この短期間でそれほど大きく相場が変動してないという前提に立つなら、2のパターンで行く意味はあまりないかと思います。
上記、ご参考になれば幸いです。
ご講読頂きありがとうございました!
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