新築マンションの入居日が年をまたぐことで、譲渡所得、3000万円特別控除に影響は出るか?

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すまいよみです。

お便りに返答させていただきます。

差出人: ウッホウッホ

誰に答えて欲しいですか?

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毎日楽しく拝見させていただいております。
新築マンションの入居に関して質問です。
昨年新築マンションの抽選に当たり今からもうワクワクしております。

新築マンションの入居(引っ越しの順番)は入居者で再度抽選をして決めるというようなことをお伺いしました。
700戸以上のマンションにおいて最初の入居者と最後の入居者はどのぐらい日数の差が出るものなのでしょうか。

気にしているポイントは2つです。
・現居を売却しての住み替えになるので、入居の最後の方になり年をまたいで3000万円控除の再発動可能な年が1年ずれること
・取得した日が年をまたぐことで将来売却時の長期譲渡所得にかわる年がずれること

何かルールなどを勘違いしていたらご指摘いただければと思います。


基本、私もウッホウッホさん(呼びづらいのですが、、、)と同じ理解でいます。

まず、大規模マンションの引き渡しについて。私の経験と聞いた範囲からの見解ですが、通常2~3か月の間で、年はまたがない認識です。例えば「1月~3月」「9~11月」など。

では、年をまたがったケースで、以下を考えてみます。

3000万円控除について。

引っ越し時期というよりは、売却時期が1年先送りになれば、利用制限期間もズレますね。

例えば、2023年に1度3000万円控除を利用していたとします。

今回、
A、2025年12月に売却する場合。
→3000万円控除を再度利用できない。
B、2026年1月に売却する場合。
→3000万円控除を再度利用できる。

一方で、今回の売却で3000万円控除をはじめて利用して、次回も利用したい時は、再度利用できる年が1年、後ずれしますね。

詳細は、国税庁のHPをご確認してください。また実行される際は、必ず所轄の税務署にご確認ください。
No.3302 マイホームを売ったときの特例|国税庁


次に(長期)譲渡所得についてですが、譲渡した年の1月1日を起点としているので、ご指摘の通りかと思います。

例えば、
C、2025年12月15日に取得
D、2026年1月15日に取得
して、
その後、2031年9月に売却するとします。

長期譲渡所得の対象になるのは、譲渡した年の1月1日を起点として、所有期間が5年を超える場合になります。

今回のケースは、C、D両方とも実際に売却した日からは5年以上たっているのですが、制度上2031年1月1日が譲渡した起点となりますから、Dでは長期の対象にはなりません。

こちらも、詳細の確認は国税庁のHPで、実行される際は必ず所轄の税務署にご確認ください。
No.3208 長期譲渡所得の税額の計算|国税庁

簡単ですが以上です。実際、ウッホウッホさん(ウッホウッホさん)のマンション引き渡し時期が違っていたら、そこは申し訳ありませんが、ご了承ください。

以上になります。

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ファミリーで永住できる居住性を第一に、資産としての側面も合わせて見るのが、すまいよみマンション選びのモットー。ただしマンション選びに失敗しても深刻になる必要はありません。今や住まいは一生物の買い物ではなく、僕も4度のマンション購入を経て満足の境地に達しました。
東京東5区(墨田、江東、足立、葛飾、江戸川)のマンションを日々探訪しています。
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