モモレジの名作マンション訪問2017Vol.8です。
今回は加賀界隈でございます。
前回の本郷界隈も言うならば出し惜しみしていたエリアだったのですが、こちらもまさにそうですね。
ちょっとマンションに詳しい方であれば名作マンションが思い浮かぶであろうエリアで、環境面も含め魅力が盛りだくさんなので、お散歩的にもオススメですね。
時期によっては蚊が気になったりもしますが加賀だけに…(すいません)。
最も破壊力のある「あの物件」は最後にとっておくとしてまずはここから、
シティテラス加賀
(2013年築/15階/385戸)
既に築4年近く経過していることに時の流れの速さを感じてしまったりもするのですが、スミフさんの物件は竣工後も長期販売をし続けるがゆえに(ここもそうだった)、そのように感じやすいと言うのもあるのでしょう。
南側の佇まいは結構普通な感じではあるのですが、石神井川沿い(この写真は加賀第二公園内)からの当物件の存在感は本当に素晴らしいものがありますね。
ちなみに上層部のガラスウォールはバルコニーの外側にガラスをあしらっているもので、よくあるスミフタワマンのように専有部にダイレクトにFIXサッシが施されているわけではありません。
要するに外観デザインを考慮した結果設けられているという感じですね。
この建物中央付近も同様です。ガラスの向こうには洗濯物やパイプが見えることからもお分かりのようにバルコニーの先にガラスウォールがあります。この部分にお住まいの方、洗濯物を写してしまい申し訳ありません…。
ただ、石神井川沿いの水と緑に囲まれた環境とこの都会的なデザインの相性は絶妙であり、デザイン面だけで言えばエリア内で一位・二位を争う物件であるのは間違いないでしょう。
お隣には野口研究所のこんな建物が。
伝わりづらいかもしれませんが、これかなり繊細です。窓に反射している部分をご覧いただくとこのデザインの意味が分かりやすいかなと。実物はよりインパクトがあります。
そして、さらにそのお隣では…
野口研究所跡地で旭化成不さんによるマンション計画が進行中です。
全体で約13,000㎡という大規模開発となるようで、敷地東側には板橋区により史跡公園が整備されるという点も興味深いですね。
設計・施工が長谷工であるという点が、デザイン面を考えると多少の不安材料ではあるのですが、別途デザイナーも入るでしょうし、シティテラス加賀を超えるぐらいの素敵な物件を期待したいところです。
名作がまた1つ増えるかな~。
さて、お次はこちらに行きましょう。
プラウドシティ加賀学園通り
(2016年築/15階/363戸)
現状、この界隈で最も後発の大規模物件となるこちらは、やはりプラウドらしくエントランス周りのデザインに特長がありますね。
敷地入口にはガラスの透明感がありながらもセキュリティの施されたゲートが設けられており、プラウドらしいセンスの良さを感じることが出来ます。
階段の周りもバルコニー手摺と共通点を持たせたデザインとなっており、抜かりはありません。
銀色の殺伐とした鉄階段がむき出しとなったマンションをたまに見かけますけど、あれは本当にやめてほしい…。
なお、サウスコートの南東角はこのようなFIXサッシとなっています。
シティテラスとは異なり窓の向こうは普通に住戸内(室内)です(笑)。
加賀第二公園からのプラウドシティ。
そして、
グランアルト加賀
グランフィーネ加賀
なんかも大規模で迫力があるのですが、長くなってきたので、あそこに参りましょう。
加賀レジデンス
(2008年築/14階/246戸)
あえて初めはこの地味な感じの写真から掲載しました。
板橋加賀二丁目の交差点付近からはこのような何が凄いんだか分かりづらい外観なのですが、この物件はこの部分を頂点としてY字のような配棟となっており、
向かって左
向かって右
はこんな感じになっています。
向かって右はちょっと分かりづらかったかもしれませんが、向かって左の写真からは
バルコニーの奥ほぼ全てがサッシとなっていることがお分かりいただけるでしょうか。
当物件は鹿島建設による「HIスマートウォール」と名付けられた壁式免震構造が採用されており、ざっくり言うと従来の壁式構造に免震構造及びコアウォールを採用することで耐震性を高め柱・梁の一切ないフルフラット住戸を実現しているのです。
一般的な壁式構造ではせいぜい5階程度が限界なのですが、当物件は14階建と高さを出すと共に、2.5mという「高さ」とバルコニー目一杯の「幅」を確保した開口部を実現しており、本当に驚愕な物件なのです。
前回の本郷界隈で紹介したパークハウス本郷ザ・プレミアフォートの開口部も凄かったですが、この物件のインパクトはそれ以上と言っても過言ではないですね。
近くに観覧車があったら確実に乗ったな(笑)。
⇒名作マンション訪問【本郷界隈】
ちなみに、この部分はバルコニーラインに平行に住戸を造ると南西向きになってしまうのですが、バルコニーを三角形とし、LDの開口部を南向きに設計しているあたりも秀逸ですね。
外観デザインは鹿島らしい白一色という感じで、基本吹き付けなのはちょっと残念ではあるのですが、ガラス面が多いのであまり目立ちませんし、このモッコリした植栽も地味に好きです(笑)。
おまけです。
このセブンイレブン何色に見えますか?
写真の色味の関係もあるかもしれませんが、普通の色に見えた方はちょっとお疲れかも???
先入観や目の錯覚で普通に色がついているように見えた方もいらっしゃるかもしれませんが、このセブンイレブンはダーク系のグラデーションとなっています。
塗り忘れとか、これから塗るとかではなくて(そんなわけない…。笑)、平成23年に施行された板橋区景観計画の中で石神井川沿いと加賀1~2丁目は特に厳しい規制エリアとなっており、通常の色を用いることが出来ないようです。
石神井川沿いの緑に面したこのセブンイレブン凄い素敵でした。道路沿いの看板は色つけられるみたいだけども…。
バックは加賀レジデンス。
板橋区内にとどまらず23区内トップクラスの景観及び環境を有したエリアと言えるのではないでしょうか。
こちらもど~ぞ。
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シティテラス加賀
プラウドシティ加賀学園通り
加賀レジデンス
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