マンション選びは立地がすべて。震災に弱くて、犯罪が多い地区はできれば避けたい。
首都直下地震の30年発生確率が70%だというのに、都が認定したハイリスク地区のマンションを買う人はチャレンジャーだと思う。
【もくじ】
◇震災に弱い地区を知る方法
◇犯罪が多い地区を知る方法
◇震災に弱くて、犯罪が多い地区は…
◇マン点流!裏ワザシリーズ
震災に弱い地区を知る方法
東京都が2月15日に公表した「地震に関する地域危険度測定調査(第8回)」では、都内の市街化区域5,177町丁目を対象に、建物倒壊、火災、総合の3つの危険度について、5段階のランク付け(相対評価)がされている。- 建物倒壊危険度(建物倒壊の危険性)
- 火災危険度(火災の発生による延焼の危険性)
- 総合危険度(上記2指標に災害時活動困難度を加味して総合化したもの)
都が公開している「地域危険度一覧表」から、市区町村別に町丁目単位で、3つの危険度それぞれの「危険量」「順位」「ランク(5段階評価)」を知ることができる(次表)。
犯罪が多い地区を知る方法
都が運営しているサイト「大東京防犯ネットワーク」で、都内の「町丁字別犯罪情報マップ」を閲覧することができる。↓ 「侵入窃盗(住宅)」の例。
上図の元データを公開している「町丁字別犯罪情報」にアクセスすると、都内全域の町丁字別の罪種・手口別の認知件数データをcsv形式でダウンロードできる。
震災に弱くて、犯罪が多い地区は…
では実際に都内で、震災に弱くて、犯罪が多い地区はどのくらいあるのか?上述の公開データを用いて、横軸に地震に関する「総合危険量」、縦軸に2016年の「住宅への侵入窃盗(空き巣、忍込み、居空き)」の年間認知件数として描いたのが次図。
多くの地区は、「総合危険量」5以下、「住宅への侵入窃盗」5件以下あたりに収まっている様子が分かる(緑色部分)。
「総合危険量」5以上でかつ、「住宅への侵入窃盗」2件以上のヤバイ地区(ピンク色部分)は少ない。
ついでに、震災に弱くて「粗暴犯」が多い、もっとヤバイ地区も可視化してみた。
横軸に地震に関する「総合危険量」、縦軸に2016年の「粗暴犯(凶器準備集合、暴行、傷害、脅迫、恐喝)」の年間認知件数として描いたのが次図。
「江東区 亀戸5丁目」と「足立区 千住4丁目」が目立つ。
次の記事もご参照ください。
マン点流!裏ワザシリーズ
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